現代のクレジットカード現金化ユーザーにはあまりなじみがないかもしれませんが、昔は大手消費者金融や銀行から借入できない時は地元の街金を利用していました。
しかし最近は閉業する会社も多いので、現状の街金について解説させていただきます。
街金のサービス
まず街金とは、中小の消費者金融のことを指します。つまり、街金は貸金業法等の規制を守りながら合法に営業を行う金融会社で、闇金と区別されます。
なぜ街金と呼ばれるようになったのかというと、地域にゆかりをもつ貸金業者が多いと言われ、市街地で事業所をもって営業をしているところが多かった為です。
街金の利息について
街金の利息は法定金利内の年利20%以内です。大手ではないので利息制限法いっぱいのところが多くなっています。
かつての利息
しかし昔の街金はトイチ(10日で1割)、それ以上の高利息のところがほとんどでした。
また貸金業の免許も割と簡単に取得できたので、それだけ警察や国の目が光らなかったのです。
それでも現在も違法金利で貸付する街金は存在するので注意してください。
利用方法について
街金の中でも大規模な会社ではむじんくん(自動契約機)があったりしますが、基本は対面式です。
ステップ1.お店を探す
まずは街金を探してください。昔はスポーツ新聞一面に広告掲載されていましたが、現在はほとんどないのでグーグルの地図で探す方法があります。
だけど大手消費者金融や銀行ATMなどが出てくるので困難ではあります。
また今でもタウンページに載っていたりするので活用してください。
ステップ2.電話する
そしたらまずはお電話ください。直接来店しても良いのですが、閉業している場合があったり、必要書類を取りに帰らないといけないからです。
すると受付後最初の審査があります。大丈夫そうであれば、必要書類をもって来店します。
なお必要書類は身分証と収入証明書のところが多いです。
ステップ3.来店
来店後必要書類を渡して、面接があります。街金は返済能力があるのか人を見て判断しますので大柄な対応をする人には貸してくれません。
そして本審査に通れば融資してくれます。
ステップ4.返済
返済は給料日に指定されるケースが多いです。返済は振込でも可能な場合が多く、2回目以降は振込してくれる街金も多いです。
審査難易度
街金は大手消費者金融よりも甘い部分はあります。大手とは違いコンピューター審査が無いので、通過しやすい部分があるのです。
実は審査の難しい街金
しかし甘い部分はそのくらいで、実際は会社員にしか融資しないところが多いです。
中にはブラックでも融資可能だと言われておりますが、貸金業法に基づいた融資が行われておりますので総量規制等は守られているのです。
しかし独自審査の部分もありますので、規制の範囲内やグレーな対応で返済能力があれば通過する場合はあります。
街金の取り立てはきついのか
昔の街金は闇金の様に夜中に大声で取り立てを行ったり、電話などを執拗にかけて督促を行ったりするといった違法取り立てなどがなされる場合などもありますが、現在は違法取り立てが行われるケースは少ないです。
大手の様に督促や、応じない場合は裁判で差し押さえされます。
街金は減少傾向にある
そんな優しくなった街金の現状ですが、減少傾向です。
街金が減少した歴史
1990年代にバブルが崩壊してから、消費者金融業界にも変化の波が訪れました。違法な高金利営業により多くの債務者が追い込まれたことで、政府は債務者保護という視点を法令に反映させて出資法改正なども行われたり、最高裁判所による判決の蓄積などで、消費者金融に対する規制は強化されていきました。これは金利だけでなく、度を超えた取り立て等によって、債務者が追い詰められる部分が深刻な社会問題となったからです。
また、インターネットなどの普及により、これまで専門家によって行われていた債務に関する手続きに、一般人が参加するようになり、その結果法的に債務を減額させる方法なども周知されるようになってきたことなども制度改正につながっていたと考えられたりしています。
大手一択に
また、大手消費者金融に多くの注目が集まっていったこともあります。こうした状況では地元により密着している街金よりも、大手の方が安全だとプリファレンスされてきたのです。その中でも優良店の街金だけが生き残っているのです。
街金からクレジットカード現金化
大手消費者金融の様にインターネットで借入ができ、しかも無審査のクレジットカード現金化が街金利用者から流れているようですね。